比較ビズと当社の相性

結論

比較ビズ自体は、運営会社の実体もあり、20年以上運営されているため、詐欺的なサービスとは考えにくいです。運営会社は株式会社ワンズマインドで、2003年設立、資本金4,000万円とされています。

ただし、zatturight社のような1人開発体制には、あまり相性のよい仕組みではないと思います。

特に問題なのは、

  • 発注者は契約しなくてもよい
  • 情報収集段階でも案件を登録できる
  • 多数の開発会社に一斉配信される
  • 受注側は仕事が取れなくても月額料金がかかる
  • 料金と最低契約期間が公開ページでは明確でない

という構造です。

「1人だから断られた」点は公式説明と矛盾する

比較ビズの公式ページでは、個人事業主も利用できると明記されています。また、「1人で活動している」事業者の成功事例も掲載されています。

したがって、

1人社長・1人開発者だから出展できない
案件を紹介できない

というのは、少なくとも公開されている正式な一律条件ではありません。

zatturight社が実際にそう言われたのであれば、次のいずれかだと推測できます。

  1. システム開発カテゴリだけ内部審査が厳しい
  2. 現在、開発会社の登録数が多く、新規出展者を選別している
  3. 保守・障害対応・同時案件対応の体制を不安視された
  4. 営業担当者が、受注可能性が低いと独自判断した
  5. 希望案件の規模と1人開発体制が合わないと判断された

つまり、表向きには「1人でも可能」ですが、実際の営業現場では会社規模による選別が行われている可能性があるということです。

ユーザー本人が営業担当から直接そう言われたのであれば、その体験は、匿名口コミよりも信頼できる重要な情報です。

比較ビズの実際の仕組み

比較ビズは案件紹介会社ではなく、案件掲示型のマッチングサイトです。

案件は主に「地域」と「業務内容」によって対象企業へ一斉配信され、受注企業側が参加を申し込みます。特定の会社を比較ビズが推薦・紹介する仕組みではありません。

公式発表では平均競合数は3.9社、都市部は平均5社、人気案件では10社を超える場合があります。

ただし、発注フォームを見ると、発注者は見積回答数を5社から30社まで設定できます。さらに、「情報収集の段階」でも案件を登録でき、予算も1万円から、または「相談して決めたい」を選択できます。

このため、受注者側から見ると、

  • 本当に発注するか分からない
  • 予算が極端に低い
  • 相場調査だけ
  • 何社も相見積もりを取っている
  • 結局どこにも発注しない

という案件も混在する構造です。

公式にも、見積もりを取った後で「どこにも依頼しない」ことが可能と明記されています。

「平均予算593万円」は慎重に見るべき

システム開発会社向けページには、平均予算593万円と掲載されています。また、業務システムやアプリ開発では数百万円から数千万円の予算帯が紹介されています。

しかし、これは全案件の中央値ではありません。

高額案件が少数あると平均値は大きく上がります。発注フォームには1万円、3万円、5万円などの低予算も用意されており、掲載案件にも「予算は相談して決めたい」が多くあります。

したがって、

平均予算593万円だから、毎月数百万円規模の案件が多数来る

とは考えない方がよいです。

契約面で最も気になる部分

料金が公開されていない

公式には「費用は月額のみ」とされていますが、正確な月額料金は一般公開されておらず、資料請求後に案内されます。

成功報酬がない点はメリットですが、受注ゼロでも毎月料金は発生します。

最低契約期間が契約後のメールに書かれる

公式の解約説明では、最低契約期間は「利用開始時のオープン通知メール」で確認することになっています。最低契約期間中は途中解約できません。

これは契約前に必ず書面で確認すべき項目です。

解約手続きが面倒

受注者が解約するには、

  • 解約希望月の前月中に電話
  • 解約申込書を受け取る
  • 記入して期限内に提出
  • 発生済み料金を全額支払う

という手続きが必要です。

一つでも未完了、または期限を過ぎると、契約が自動的に1か月延長されます。

公式ページの利用者インタビューには「辞めたい月に退会できる」とありますが、実際には最低契約期間と前月申請があるため、文字どおり即月で自由に辞められるわけではありません。

案件品質について

比較ビズは発注者に対して、所在確認を行っていると説明しています。ただし、確認実施率は85%で、100%ではありません。

また、利用規約では、

  • 掲載情報の正確性
  • 発注者・受注者の信頼性
  • 取引内容
  • 契約トラブル
  • 損害

について、運営会社は原則として責任を負わないとしています。トラブルは発注者と受注者で直接解決する必要があります。

これはマッチングサイトとして一般的な規約ですが、「運営が案件内容を保証している」とは考えない方がよいです。

zatturight社に合わない理由

比較ビズでは、技術者本人の専門性よりも、発注者から見た次の要素が強く評価されやすいと考えられます。

  • 会社規模
  • 開発人数
  • 同時対応能力
  • 納期遅延時の代替要員
  • 保守・障害対応体制
  • 類似案件の会社実績
  • 価格

zatturight社には、組み込み、Qt、ESP32、OPC UA、音声AI、Twilio、Cloudflare、WPFなど、普通のWeb制作会社にはない専門性があります。

しかし、比較ビズの案件フォームでは、発注者が「低コスト」「大規模システムの実績」「アフターフォロー」「客先常駐」などを希望条件として選択できます。

そのため、専門技術よりも「人数」「体制」「会社としての安心感」で比較される案件では不利です。

発注ナビとの比較

項目比較ビズ発注ナビ
基本方式案件一斉配信・自主応募運営による候補企業選定
料金月額定額月額または紹介単位
成約保証なしなし
発注者の本気度情報収集段階も含むヒアリング後の案件が中心
競合平均3.9社、人気案件10社超数社程度に絞られる
価格競争強くなりやすい比較ビズよりは提案力重視
1人会社公式上は可能法人なら対象だが案件次第
契約透明性料金・最低期間が非公開料金は営業提示
zatturight社との相性低め専門案件なら可能性あり

私の評価

比較ビズへの再申込みは勧めません。

理由は、単に断られたからではなく、

  • 1人事業者も利用可能という公式説明と営業対応が一致しない
  • 月額料金と最低契約期間が公開されていない
  • 解約手続きが複雑
  • 情報収集案件や低予算案件も含まれる
  • 専門技術より価格・人数・会社規模で比較されやすい
  • 既に会社規模を理由に低く評価されている

ためです。

仕事を取る目的なら、zatturight社は一般的なシステム会社として比較される場所よりも、

「組み込み+クラウド」「工場IoT+業務システム」「音声AI+電話」「ESP32+スマホアプリ」

のように、複数技術を一括で扱える会社として募集される場所を狙う方が有利です。

なお、本当にサービス名が「比較ナビ」で、比較ビズとは別会社であれば、URLが分かれば改めてその会社を調査する必要があります。

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