AIによって開発手法は劇的に変わった

NewsPicksの以下の記事、

2025/5/31

【新事実】AIは「仕事」ではなく「やる気」を奪う
https://newspicks.com/news/14290811/body/?ref=index

これはNewsPicks会員でないと見れない記事だが、要約するとプログラマーは自分でコードを書くことが好きなのであって、AIが書いたコードを読んで、修正があれば再度直させて、良ければデプロイしてという作業は「やる気」を失うというのだ。

確かに一理あると思う。自分も書くことが好きだし、アドレナリンがバンバン出ているときは気持ちよく書ける時間が好きである。

しかしそれは、慣れ親しんだプログラミング言語の場合であって、慣れないコードを書く場合は、ググって書き方を覚えてながらデバッグして、上手くいかなければ直してを繰り返すので、とても時間の掛かる作業となる。

今回新たな取り組みとして勤怠管理システムを作ったが、サーバサイドは初めての試みでLaravel+Vue.js+Inertia.jsという組み合わせで作成したが、コードの98%はAIのコードをそのまま使っている。勿論設計しているのは自分自身なので、設計思想に合わないコードを出してきたときは修正したものを再度出してもらっている。
これまでは、自分で作るしかなかった手段が、AIが代替してくれることになり、疲労や時間が大幅に削減できている。学習コスト自体を10分の1以下に抑えられていると思う。

AIは自分の中では何でも要望に応えてくれる相棒になっている。一番欲しかったものがそこにある。唯一、最終的にはAIが作ったものをチェックしなければならないので、自分のコーディング作業はゼロにはならないが、ググる時間と動くか試す時間が劇的に減っているのは確かだ。

但し、AIに頼るのは自分がこれまで携わってこなかったWebシステムやデザイン部分のみであって、CやC++などの制御部分を任せるときはとても慎重になる。小さなサブルーチン的なコードを書いてもらうことはあっても、全体的な設計思想をお願いすることは無いし、今後も行わないだろう。

AIに任せると、出来ないこともできると言い張る点は依然から変わっていない。出来ると言い張るのを信じて任せてみると、絶対にできないものなのに、何度もトライしようとするので、時間の無駄になる。最終的にはそのコードは捨てることになる。これを防ぐために設計は自分で作成する必要があるのだ。

使いにくい部分はまだまだあるが、それでも良い時代になったとは思う。今ならどんな仕事が来ても問題無く受け入れることができる。

会社員辞めます

今の会社に入ったのが2018年なんですが、大手企業からの仕事を長きにわたって開発してきました。

一度のめりこむと、突き進むタイプなので、あまり周りの意見を聞かないところがあるのは性格なので自分でも諦めています。

開発も終盤に差し掛かってくると、テスト内容もえげつないことをするので、バグもかなり難解のものが出てくるため改修するのも大変で、それでいてリリース期間はどんどん狭まっていくので、バグが出たら直ぐに対応しないといけないのですが、気づいたら自分しか対応していない状況になっていました。理由はメンバーの対応速度が遅すぎることに不満を持ち、自分がメンバー分も担当する訳ですが、結果として自分の首をどんどん絞めることになっていきます。。。

そのプロジェクトが突然ポシャりました。理由は、現行バージョンの同システムが市場に出てから一定期間経ったところで全然エンドユーザに使われてないことが判明したためだそう。

これまでのモチベーションは、大手企業の仕事をやらせてもらっているという1点しかなく、自分しか開発していない体制にめちゃくちゃ不満はあったのですが、1日でも早く終わらせたいという思いを抱いて必死に耐えていました。なので、この結果は残念という気持ちよりも、キツイ状況から解放される気持ちしかほぼ無い感じでした。

今後何をやるかはまったく白紙の状態ですが、次も同じメンバーでやるとなったときに自分がどういう気持ちになるかを考えた場合、2度とやりたくないと思い、会社を辞めることを考えるようになりました。

幸いなことに、Emperorメンバーも増えて、会社員を辞めてもzatturightの運営で生活できそうだと思えるようになったことも大きいです。

ユーザを大切にしたいし、使い勝手の良さを追求していきたいし、やりたいことがたくさん出てきたので、良いタイミングかなと思っています。

まだ上司には辞めることを伝えていません。良くしてもらっていたので心苦しいので、来週伝えることにします。。。

P.S.
ユーザを大切にしたいのは当然のことですが、不快感しかないような対応をしたときは、とにかく忙しくて疲れて、人の気持ちなど考えてられない状況のときであり、そういうタイミングは今後も必ずあるだろうし、人との出会いは運だと思って諦めて前に進みます。