経済産業省「DXレポート2(中間取りまとめ)」を読んで思うこと

https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html

俺自身の進むべき道を考えた結果、BOT販売の継続は行うけれども、去年より売り上げが落ちることが既に予測できる中で、次の一手としてDX推進を商いにしようと考えだした。

会社員に戻ることを想像してみたが、また同じ気ことを持ちを持ちながら生活することは耐えられないので、せっかく会社を立ち上げたことだし、うまく活用することを模索することにした。

DX(デジタルフォーメーション)は、経済産業省が2018年から各企業に促進し、必要に応じて補助金を用意するという政策の1つである。なぜ国がこれを推進させているのかといえば、失われた30年、給料が上がらない問題を打破するための施策としてのいわば国策として重要な課題と位置付けている。

日本は、欧米とは違う独自な文化を創り出すことに長けていて、代表的なものがアニメやゲームがあげられる。1990年代は、ガラケーが日本では大ブームになったが、欧米では受け入れられず、結果として2007年のスマホの登場によりガラケーが沈没したのは誰もが認識している。

欧米とは異なる日本独自の文化・仕組みを作ることが失われた30年を作った事実があるため、欧米を手本にしたIT革命の具現化施策がDXだと考える。

日本のIT企業は数多く存在するが、私が当時勤めていたのIT企業の場合、3次受け、4次受け、仕事はザラにあって(酷いときは5次受けもある)、2008年のリーマンショック以降、単価の暴落が激しく、当時勤めていた企業では、10年以上の経験者であったにも関わらず単価50万円の仕事しか見つからない現状を目の当たりにして、将来のことを考える気持ちを失ったことを覚えている。

私のような3流4流大学出身者の場合、人生の選択の余地は限られる。私は小さいころからデジタルに興味を持っていて、デジタルに対するアレルギーが無いので、あらゆる環境をデジタル化させることへの違和感が全くない。勉強は苦手だが、誰かの役に立ちたい思いは常に持っているので、DXという課題は私にはかなりはまっていると考える。

リーマンショックのときからのIT産業構造はあまり回復していないという実感がある。

上記は、DXレポート2(本文)(PDF形式:4,670KB)からの抜粋だが、IT企業の現状は、まさに一番左になっている。ITベンダーは、その下のITベンダーに発注している構造があり、3次、4次、5次と続く構造は今も変わっていない。この構造から脱却しない限り、失われた30年は取り戻せないと彼らは言っている。

もっともな話だし、左から2番目のアメリカ方式に変えることが経済を立て直す鍵だと訴えているのだ。実際は、一番右にするのが近道だと伝えている。

当社の現状は作業者1人しかいないので、DXを推進する企業についても、小さい中小企業に限られるとは思うが、それでも変えられることはあるのではないか、自分の自動化に対するノウハウを活かせるところがあるのではないかと期待している。

DX推進していく中で、いろんな問題点をかき集めながら、それをすべて吸収できる汎用的なソフトウェアを開発することが最終目標のような想像を膨らましている。